kokoro 日本の心

単なる雑記です。

日本の物価は高すぎる。りんご1個198円に愕然。

こんにちは

 昨日から自宅に帰り新生活をスタートした。これまでといろいろ勝手が違うが慣れるまで新入生のようなものだと思ってしばらくおとなしくしておこう。

 早速近所のスーパーに家内と買い物に行った。メキシコでは健康のため毎朝、朝食にリンゴとヨーグルトを食べていたので日本でも続けようと果物売り場でリンゴを探したのだが、

 なんとまあ、ちょっと奥さん聞いてください。

 ジョナゴールドというブランドのリンゴで、

な、な、なんと1個198円もするのである。リンゴ1個198円ですよ、198円、ああた。ちょっとー、みなさんも聞いてください。わー、ばたばた、わー、ばたばた(興奮して走り回る)

なのである。

 他にも別の種類もあったが同じような値段である。俺が欲しいのは普通のリンゴで十分と思っても季節も季節なのだろうが普通のリンゴは近所のスーパーにはなかった。

 メキシコではどのスーパーでも果物は量り売りで売っているのだが、リンゴは1キロで約50ペソ、日本円にして200円である。つまりジョナゴールド1個と同じ価格でメキシコでは1キロのリンゴが買える。それを毎週5個買って、月から金まで1個づつ食べていたのだが。

 このジョナゴールドであるが青森が全国で80%の栽培をしており、紅玉とゴールデンデリシャスの交配で生まれた品種で写真のように淡いピンクがかかった美しい色、果肉は硬く、ち密でシャキシャキした味わい。

「わたしはりんご(ひらがなかよ)ざあますのよ。おほほほ」という上流階級のリンゴなのである。ただ収穫期は10月で今出回っているのは昨年収穫した、少しおばさん?ものだそうだ。

 早速、今朝食してみたが、なるいほどメキシコのリンゴと違っておいしい。そう酸っぱくもなく、そうむちゃくちゃ甘くもなく、あっさりした味で実はしっかりとしており、「このりんご、うま~」と人に言ってもらうにはいかにもこうあるべきと言った味である。上品な味である。

 メキシコのスーパーで売っているリンゴはアメリカ産の輸入ものが多くGolden Delicious等という普通のリンゴである、一個づつ選んで袋に入れてレジに持って行くのだが痛んでいるかどうかよく見ないといけない。

 味は「リンゴならこんなもんとちゃうか、嫌なら食べんといてや(なぜか関西弁)」という庶民派のリンゴである。中には全然甘くないのがあったりして、そういうのを買った時は、失敗した~とたまにへこむが、これを7年間、毎日食べてきた。

 が、しかしである。1個200円というリンゴの価格は、「いやいや、ご主人、日本じゃ普通ですよ、この値段」なのかも知れないが、これまでの物価感覚を根底からくつがえしてしまう値段なのである。

 定年退職して無収入となった俺に「200円のりんごを毎日1個食べる資格があるだろうか?、どうもすみません。」と考えてしまう。10月の収穫期になったらもっと価格はリーゾナブルに下がるのだろうか? リンゴだけでなく他の物価も同じくらい感覚を狂わされるのではないか?とリンゴ1個で深く考えさせられた昨日であった。

では今日はこのへんで。

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ジョナゴールド

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ジョナゴールド