kokoro 日本の心

単なる雑記です。

検疫生活14日目 ついに隔離生活は今日で最後、この生活で何を得たか。

こんにちは。

今日は5月2日土曜日である。検疫生活もついに14日目となり明日、自宅に帰れる。2週間一人でホテル滞在中いろいろと考えることができ、貴重な体験だったと同時に時差ボケも取れて生活のリズムも規則正しく安定してきた。

  • 6時 起床
  • 6時~8時   ブログを書く
  • 8時~9時   朝食
  • 9時~12時  スペイン語
  • 12時~2時  散歩&昼食
  • 2時~5時   新しいビジネスの検討
  • 5時~7時   スペイン語
  • 7時~     夕食&休憩
  • 10時     就寝

お酒は基本的に2回のWEB飲み会を除き飲んでいない。子供のころを除き断酒期間の最長記録だ。就職してからほぼ毎日のように飲んでいて休肝日は年に数回ほどしかなかったが、今回の隔離生活ではさほど飲みたいとは思わなくなった。仕事で販売のプレッシャー、ストレスに耐えるためにこれまで毎日酒が必要だったのだと思う。酒がこの世に存在していなかったら気が狂っていたか、ストレスで何かの病気を患いとっくに死んでいたと自信を持って言える。例えば3月末まではメキシコにいて、販売進捗が毎日気にかかっていたし、月末ともなると販売目標を達成できるかどうかに気を揉んでいた。何かしら毎日問題が起こるのでその解決策を探すために会議したり、部下を叱咤激励したり、日本への報告書を書いたりでストレスを感じない日はなかった。下手すればメキシコの会社を潰して従業員を路頭に迷わせるかも知れない。という恐怖を常に感じていた。メキシコ勤務以前も営業、管理職という同じ職種。それに電子メールと携帯電話が発達して以来、土日でさえメールと電話で追っかけられる日々を過ごしてきたが、これがどうだ。4月から、もう販売進捗を心配しなくて良くなった。出来の悪い部下にいらいらすることもない。日本に詫びの報告書も書かなくて良い。着任した時に死にかけてた会社も7年間何とか延命させて次の戦略を示せた。後任へ後を託して日本に帰国した日から、きれいさっぱり販売、経営のプレッシャーは消えた。「あれ、今日月末だったの」という感じだ。コロナウイルスでさらに状況が悪化しつつあり、後任者がうまく困難を乗り切れるか心配なことは心配だが、やはり責任者の心配とは質、量ともに違う。「何とかみんなで頑張ってくれ、乗り切ってくれ」としか今は言いようがない、応援者の心配である。野球で言えば、常に勝利を義務付けられている監督と応援団の違い。

そうなると不思議と毎晩酒が飲みたくなる欲求が消えた。やっかいな営業、経営と言う仕事から一線退いたおかげで健康的な生活を取り戻せるかも知れない。ただ今後どのような仕事をするかまだ決めていないのでそれ次第か。しかしこの年になって毎日若い時(というか今までずーとだが)と同様のストレスやプレッシャーを日々感じて仕事をするのもどうかなー。もし今からやるとすればそれに見合う高額の報酬と成功する可能性があればやってみても良いが、コロナウイルスが蔓延して世界同時に景気の大幅な後退が予測されている状況下でそういう仕事がすぐにあるとは思えないし、自分に世間様から割り当てられるとも思えない。生活のために再就職にこだわり、少しの報酬で社畜のような仕事を誰か他の経営者のためにするのも気が進まない。意義を感じる社会貢献できるような仕事があれば別だが。

そういう仕事を探すより、この先、死ぬまで時間も限られているので興味のあること、やりたいことにエネルギーを費やして行きたいし、それで少しでも稼げれば良いと思う。ただそんなに世の中甘くないし、うまく行くかどうかやって見なければ何事もわからない、でもとりあえず今から起業だと思っていろいろなことにチャレンジして見よう。

以上のようなことを、この2週間の隔離生活で自分の中で整理できた。明日から家に帰るが初心忘れないようにしようっと。

では今日はこのへんで。